いろいろ考えることあり
フアヒン。良いビーチタウンである。
お金持ちにとっては。
もちろんローカルの人たちも安価にくつろげる大きなモールもある。
でもタイは日本にも劣らぬ超格差社会である。
ローカルの物価、日本の物価、非正規セブン店員の日給、月給を勘案すると、やはりタイの方が貧しい暮らしを強いられるのが実情だ。
今円安なのでちょっと変わってきたが、コロナ前だと円はバーツより3倍強かった。その購買力差でならしてみてもタイの非正規の暮らしは大変だ。
もちろん、それ以下の暮らしに甘んじている人もいる。
だから、そこにはタイ社会独特の呪い嫉妬が人々の中に渦巻く、暗い雰囲氣が漂っている。
それはもちろん社会構造の不安定さ、危険さにつながっていく。駐在ではなくローカル社会に近いところに住んでみるとよくわかる。
バンコクにいたときは郊外で、アパートには子どもが住めないようになっていて、いるのはせいぜい友人やカップルまでで昼間はほとんど誰もアパートにはいなくて静かだった。
空港が近くアパートまわりには出稼ぎに来ているような人が多く、ローカルっぽさが薄められ、比較的ドロドロした感じがなかった、とホアヒンに住んでいる今は感じる。ここにきて、ああこれが本当のタイ社会なんだなと感じる。
ぼくもタイ、特にバンコクをアジア諸国に行くための単にトランジット地点として使っていたときには知るよしもなかったことだ。
つづく
◼️