地形によってこれだけ天候は違うービルマvsタイ
天気予報アプリで今日の天気をみた。
これはビルマ北部から南部、その横に隣接するタイ北部から南部の様子だ。
インドから東にかけて、このモンスーン気候の時期、特に8月の今なんかビルマ側は一日中土砂降り雨が降っているなんて珍しくない。
湿った空気が西から東に吹いてる(黒い矢印)。
そして大きな雨雲が、北から南にかけて千キロ渡って伸びている、ビルマの海岸に覆いかぶさっている(赤い円弧)。
つまり今日のビルマ側は広く雨、ないし大雨が降っている。
ところがこの雨はほとんど全部ビルマ側に落ちてしまう。
・降雨によってビルマ側領土は冷えてしまう
・上空の大気も冷えて雨雲はタイ側に進むについて消えていってしまう
・今日は大雨で困るビルマ人と、今日は曇りはするが雨全くなしで過ごしやすいタイ人
和辻哲郎が「風土」という書物を書いたが、地形と気候と国民性の違いについて研究すればおもしろそうだ。
今日は、海と陸の地形がいかにその場所場所の天候の違いを生み出しているか想像しやすい例だと思って取り上げてみた。
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