バンコクのホーカーセンター設置、吉と出るか凶と出るか
「バンコク都、全域にホーカーセンターの設置を検討」という記事をみた。
以下は、シンガポールにあるホーカーセンター。屋台村と言っても良いだろう。バンコクでは、モールの地下や最上階にあるフードコートと呼ばれているものだ。
シンガポール人は、この屋台村があるおかげで、今でも30年前と同じ3〜5シンガポールドルで食事ができる。円安になって計算しづらいが、300〜500円といったところ。
さて、タイのはなし。
チャッチャート・シッティパンバンコク都知事は、ホーカーセンターの設置について、露天商には低料金の場所を、住民には安価な食べ物を提供することが目的だとしている。
都知事によるとバンコク都庁は、高速道路の下や空き地をホーカーセンターとして利用するため、関係者と交渉しているとか。
以前、住んでいたバンコク郊外のナイトマーケットは、1m x 2m の販売台を午後から夜まで借りるのに200〜300バーツもかかると聞いた。一品20バーツの品物だと最低20個ぐらい売らないと場所代も払えない計算だ。
ぼくの知り合いは、高くてちょっと無理だと言っていた。
露天商で生計を立てるのは大変。特に雨の多い雨季はそうだ。みんなあくせく働いている。商売を掛け持ちしている人も多い。
少しでも彼らが商売しやすい屋台村ができるよう祈りたい。
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