もう２週間ほどになる。

いつも通っているモールにあるタイ料理ブースの話だ。ガラスケースに料理が陳列されていて、好きな料理を自分で選んで盛り付けてもらう、いわばカフェテリア形式だ。

このオーナー。これまではモールに寄るといつもいて仕事をしていた。料理も接客の質もとても高くて満足度ナンバー１だった。

逆にいつ休んでいるんだろうと少し心配もしていた。

オーナーが不在になって代わりに若い女性が盛り付けの仕事をするようになった。

それが、オーナーの場合と違って、料理を惜しむかのようなかなり量の少ない、貧相な盛り付けでしかも、３つほど頼む料理がごちゃ混ぜにご飯の盛り付けられてなんか🐷のエサ状態。食欲減退だ。

ちょっと惨めったらしい。

ぼくの顧客満足度は地に落ちた。

人によってこんなに違うんだな〜と接客の大事さを痛感した。

もう二、三回通って改善されないようなら行くのをやめようとも思った。

でそのチェックも兼ねて今日行ってみたら、もうちょっとシニアの女性がその仕事をしていた。たぶん見かねて交代したのだろう。どうも前からいた人のようだった。

オーナーほどではないが、それなりの量を盛り付けて、しかも料理をごた混ぜにするようなことはしなかった。ちょっとホッとした。

この一件があるまでこんなことちゃんと考えたことはなかったが、人が喜ぶ接客と、人が嫌になる接客というのが厳然とあるのだ。

日本ではあたり前のことも、タイでは全然違うことがよくある。

日本社会というのは成熟していてあまり当たり外れが多くない。海外に出てみるとわかる。

タイは海外観光客を誘致するために一生懸命、海外の真似をして成長している国で、いろいろなことが付け焼き刃的に成り立っているのだ。

それは飲食店でのこんな一件でもはっきりわかる。

と言っても住んで被害にあってみないとやっぱ分からないだろう。

◼️