雨フェチの季節がやってくる
バンコク方面は冠水の写真が増えてきた。洪水だと騒いでいる。でもそれは毎年のこと。
それで街が破壊されたなんて話は聞かない。
単に雨量が多く、バンコクなどの下水道ではキャパが小さくて排水に数日かかる。それだけのことだ。確かに生活には不便だが、露天商以外の勤め人たちは休む口実ができたと喜んでいる気配さえある。
こちらホアヒンはといえば、曇りではあるものの、パラっとふる程度の雨しか来ない。まともに降るのは1週間に1回もあるかないか。
でも秋の雨期が始まりそう。1ヶ月ほどだが。
今日は家にいたら午後からいい具合に雲が発達。ついにきた。
数時間ほどの長さだが無性にうれしい。やはり雨フェチ。
いろいろな不浄が流れ去っていくようだ。清めは必要だ。
バンコクのはるか北部には低気圧前線がかかっていて、さながら日本の梅雨のような塩梅。
まず、左のアンダマン海からホアヒン方面へも雨雲が流れ(右向き矢印)、それがタイランド湾に抜けてバンコク方面に北上していく(右上向き矢印)。これがバンコク北部にある低気圧に当たって、バンコク方面の大雨と洪水を作っているようだ。
ぼくの経験からすると、ここでは一日中雨が降り続けることは珍しい。
ほとんど毎日朝は晴れか曇りで、散歩も買い出しもできる。降るのは午後が比較的多い。だから生活に支障をきたすこともほとんどない。
短期巣篭もり用に、クッキー、即席麺、レトルト惣菜の買いだめもしてある。
楽しい雨期がやってくる。
緑の木々が喜んでいるのがわかる。それに夜になると虫やカエルの大合唱が始まってみんな大喜びだ。ぼくが雨になると嬉しいのは実は彼らの喜びを共有しているせいかもしれない。
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