タイのゴミ置き場に思う
うちのアパート近くの道沿いには、以下のようなプラスチック製ドラム缶が数個ずつ並んでいる。一定の間隔をあけて。これだけなのだがこれがタイのゴミ置き場なのだ。
そして、ほぼ一日おきにゴミ収集車がやってくる。大体朝方に。緑色のこんなやつ。
写真はないが、ゴミ置き場のまわりは油や生ゴミの水分でドロドロなのが普通。
ゴミを捨てにくる人たちを見ていると、バケツに入れた家庭の生ゴミをそのままドラム缶に投げ込んでいるのだ。ゴミ袋に入っているわけではない。
今は比較的雨が多い時期なので、自然洗浄で流れる場合もあるが、流石に乾期になるとこのゴミ置き場はどこも異臭が続く日が多い。
タイは日本と違いいろいろな決まり事が少なく、あっても守る気もない人が多いので、みんな自由に暮らしているが、ゴミ置き場にその自由の代償を見る思いである。
日本のように市民による分別の基準があまりにも多く。そして結局のところ、ゴミ焼却場に行くと高温度の焼却炉によって混ぜまぜにされたゴミが燃やされている状況を見るとあれも一種の錯誤だと思う。
でもタイのようにそんな基準がなく、乾いたゴミも生ゴミも一緒にドラム缶に投げ捨てられる状況を見ると、もうちょっと工夫しても良いかなと思う次第である。
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