カオパンサー始まる
昨日2022/07/14は、タイの僧侶たちが雨季に入り、瞑想修行を始める満月の日だ。東南アジアは上座部仏教で、他の仏教国でもこれは同じタイミングで3ヶ月行われるそうだ。
なんとなく街も賑わった感じだ。
安居が始まった理由は調べると次のように出ていた。
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雨安居は、仏の次のような教えに基づいている。
″雨期は、村の人々が田畑を耕す時期である。
その時に僧が出歩くと、作物の実りを妨げるかもしれない。
だから、僧は雨期の3か月の間お寺にこもり、出歩いてはいけない″
この僧が寺にこもる時期を、入安居:カオパンサーあるいはチャムパンサーと呼ぶ。
―引用元:Lao Ecocomic Daily(2019/7/15)(筆者訳)
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仏教が利他の動機に基づいて行われていることをうかがわせる記述だ。
日本の他人に迷惑をかけてはいけないという世俗の教えにも通ずるところがありそうだ。
タイのお寺もだんだん世俗化していると聞くが、そのような思想を保ち続けて、人々を欲得だけに染まる狂気から救って欲しいものである。
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