プールデビューのその後
泳ぎ始めて半月がたった。
だいたい一日おきにアパート内のプールに通っている。
アパートの半分はホテル宿泊用なのだが、親子連れでプールに来るような客は金土日だけなので、プールは比較的空いている。だいたいいつも貸し切り状態だ。
こちらに来て半年たって、なぜかいきなり泳ぎたくなったのだった。二十年ぶりに。
それでたった250mぐらいの距離(25m長 x 5往復)を泳いだ。平泳ぎで。
初日に、平泳ぎ、クロール、背泳ぎ、バタフライとメドレーしてみた。やっぱり平泳ぎがぴたっときた。
それで続けて泳いでいると驚くような健康効果があることがわかった。若い頃は気づかなかったが。
・息が深くなる
・肺、気道、喉、鼻のあたりがボワッと活性化
・寝ているときの鼻詰まりが消えた
・睡眠時間が短くなった
・朝の寝起きが良い
・朝の散歩が楽になった(ちょっと最近しんどさを感じていた)
・何をやるにも意欲が増した
要するに泳いで心肺機能が活性化したのだろう。
でこの意欲を観察すると、これって一杯晩酌したときの感じに近い。アルコールの効果にも似ている。アルコールよりすっきりした感じでぼくとしては、アルコールとプールのどっちか選べと言われればプールをとるだろう。
タイに帰ってきて以来、一杯も飲んでいない。飲む気がなくなった。というか飲みたいと思わなくなった、のは不思議だ。もう一年半もそんな状態。
さて、今日は10日目で、ちょっと冒険していつもの2倍、500m泳いでみた。ゆっくり泳いでいるので疲れることもない。水と一体になって流れるように楽しく泳ぎたい。水にもだいぶ慣れてきたように思う。
そろそろ夏至になって日照時間が最長になる時期だ。空の雲の形も、だんだんと入道雲に近づいてきた。夏がやってくる。
プールの水は冷たくもなく熱くもない、適温でうれしい。
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