コロナ禍後のタイの観光業はどうなるか?
これからしばらくは、タイ人によるタイ人のための国内観光需要を盛り上げるしかないだろう。
これがぼくの読み。
なぜなら、コロナ禍前にあった4000万人の海外観光客が戻ってくることはしばらくなさそうだからだ。
*2019年のタイの外国人旅行者数
理由は:
①タイの上客だった 中国人はロックダウンと鎖国で海外旅行ができない
②その他の出発国もタイも水際対策が緩和されていないので往来が不自由
③ウクライナ紛争で世界のエネルギーや食糧供給は混乱し始めている
④世界はG7と非G7(BRICS)へと大きく分断し始めている
簡単にいうと、世界の人々は海外旅行なんかしてる時期じゃありません、ということだ。
タイは7月1日にコロナ対策完全撤廃という話が出ている。もしこれをやっても海外旅行者がもどってこなければ、先にぼくが述べたように、国内観光需要を喚起する以外の手立ては考えられないと判断されるだろう。
ただ世界にはお金持ちも多いので、年間数百万人の海外旅行客はタイも見込めるかもしれない。
今年はタイばかりでなく、世界の国々にとってもどのような国家運営をするか、どのような世界秩序に与するのか選択を迫られる年になりそうだ。
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